こんにちは、しんたろうです。
先日の大雨が嘘のように晴れの日が続いています。
やはり夏はこうでなくちゃいけませんね。
天気も良く、ちょうど大潮の干潮の時間が昼間だったので久しぶりに竹銛を持って多田浜に行くことにしました。
準備をしているとお気に入りのシュノーケルのマウス部分が見当たりません。
前日にも使っていて帰って直ぐに洗ったはずなので無くなるはずがないのですが……。
散々探しても見付からなかったので二番手のシュノーケルに頑張ってもらうことにします。
出鼻をくじかれましたが気持ちを奮い立たせて浜に向かいます。
干潮の30分前に到着し、準備して水に入ります。
潮が引いているので500m沖くらいまでは歩いていけます。
そして良さげなポイントで海にダイブ。
暑いので水がとても気持ち良いです。
小さな魚がたくさんいてとても綺麗です。
自宅の近くでこんなにシュノーケリング楽しめるのはさすが石垣島です。
しかし今日は鑑賞ではなく狩猟に来ました。
小さな魚はお呼びではありません。
大きな魚はだいたい岩礁の下に隠れています。
潜って覗き込んでは銛で狙っているのですがすばしっこくて捕まりません。
どうやら石垣島の海は透明度が高すぎて魚に見つかりやすく、スピアフィッシングするには難易度が高いようです。
僕も数回しかやったことのない素人なので弱肉強食を生き抜いてきた大きな魚には簡単にあしらわれてしまいます。
何も捕れずに干潮の時間を過ぎてしまいました。
ここからは潮が満ちてくるのでそろそろ切り上げなければなりません。
すると、1匹の魚が目にとまりました。
角張ったフォルムに遅い動き。
これは恐らくハコフグです。
さかなクンが被っている帽子のモチーフで有名です。
30cmくらいのなかなか大きい個体です。
フグの仲間だけど確か毒は無いんじゃなかったかな……?
黄金伝説でよいこの濱口さんが素揚げで食べていた記憶があります。
しかしこれは最後のチャンス。
時間も無いので狙いを定めて銛を放ちます。
そして見事頭部に命中!
めちゃめちゃに暴れています。
しばらくすると大人しくなりました。
捕まえたのがこちら。

掴んでみて驚きました。
めちゃめちゃ硬いです。
名前の通り体が箱のような外殻で覆われています。
これだけ硬いと毒を持つ必要がないはずなのでやっぱり食べられるんじゃないかと期待が高まります。
取り敢えず釣り好きの同僚にLINEで食べられるか聞いてみることにしました。
なかなかの獲物を捕らえられたので切り上げることにします。
家に帰り、PCでハコフグについて調べてみることにします。
YouTubeに捌き方の動画もあるのでやはり食べられはするようです。
一般的なフグの毒であるテトロドトキシンは持っておらず、皮と肝に毒があるようです。
昔は皮の毒しか知られておらず、肝と身を一緒に焼いて食べるのが主流だったようですが、何件か肝で中毒を発症した例があるのだとか。
確率は低いようですが怖いので取り敢えず肝は避けて捌いていくことにします。
捌く、とは言ったものの外殻が硬すぎて包丁が全く通りません。
ですので料理バサミを使って殻をバリバリ切っていくことにしました。
これがかなり骨が折れます。
ひと太刀入れるのにかなり力を込めないといけません。

30分ほど格闘してなんとか身を取り出すことに成功しました。
肝は捨て、ラップをして冷蔵庫にしまっておきます。
しばらくして同僚から返事がありました。
「危ないから辞めた方が良い。」
食べる気満々だったのですが残念です。
ホントに食べられないのかと更に調べてみました。
やはり毒があるのは皮と肝だけのようです。
しかし、普通のフグと同じく調理には免許が必要だという情報もありました。
やはり素人が食べるのは危なそうなので辞めておきます。
食べないのに殺してしまったのは本当に申し訳ないです。
きちんと魚の勉強もしないといけませんね。
では、また。
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