【社会】新型コロナウイルスと石垣島の観光客

社会
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こんにちは、しんたろうです。

新型コロナウイルスがなかなか収束しませんね。

東京は五輪延期が決定したからなのか、外出自粛といった大々的な対策を打ち出し始めました。

感染者数も急増しているのは五輪に気を遣わずに検査数を増やせるようになったからなのでしょうか。

真相は分かりませんが、タイミング的に不信感は拭えません。

以前の日記で、新型コロナウイルスのせいで東京へ遊びに行く予定がキャンセルになったと愚痴を書いたのですが、

現状を鑑みるに行かなかったのは正解だったのかなと思い始めました。

「来るな。」と言ってくれた友人に苛立ちを覚えていましたが感謝した方が良さそうです。

石垣島の観光客

石垣島は体感的には2月よりも観光客が増えてきているように思います。

ゲイバーで会う観光さんに話を聞いても、「海外旅行をキャンセルして石垣島に変更した。」という人が多いです。

大学生なんかも春休みを利用して海外旅行をすることが多いので、目的地を石垣島に変更したパターンは多いと思います。

僕も観光業に間接的に関わっていますが、3月後半の観光客の入りは去年と同じか少し多いくらいで推移しています。

しかし、2月より3月の方がキャンセルが増えたという記事も見かけたので全体的に見て観光業に携わる人達は厳しい状況に置かれているのは変わりないのでしょう。

「2月は好調だったが、3月に入って旅行キャンセルが増えた」 (後略)

「キャンセル増」「経営に打撃」 地元観光業界、窮状訴え 新型コロナ (八重山日報)

4月になって春休みが明ければ再び観光客は減ってしまうでしょうし、まだまだ予断は許しません。

県知事による旅行自粛要請

4月に親戚の法事があるので母の実家へ行く予定だったのですが、こちらも新型コロナウイルスの影響で10月まで延期することになりました。

航空券を既にLCCで購入しているので帰省だけしようかなと考えていました。

しかし、本日沖縄県知事より県外への旅行を自粛するよう呼び掛けがあったので帰省するのも辞めておこうかなと思います。

(前略) 「不要不急の県外への旅行についてはできるだけ自粛してほしい」 (後略)

沖縄知事、県外旅行の自粛を呼び掛け 新型コロナ感染拡大で (琉球新報)

K-1を観戦しにいった人達を批判していた身なので、航空券代が惜しいからと県知事に背く行動をするのであれば僕も同じ穴の狢になってしまいます。

個人的には現県知事は支持しておりませんが、やはり自治体からの要請があった以上、市民が足並みを揃えなければなんの意味もないですからね。

今日の夜からLCCのセールがあるので本当ならば乗り継いで北海道にでも行きたいなと思っていましたが今回は見送ることにします。

新型コロナウイルスに関する情報

テレビでもネットでも新型コロナウイルスに関する情報がたくさん流れてきます。

どれが本当でどれがデマなのかと混乱する人も多いのではないでしょうか。

しかし、ひとつ言えることは

「〇〇は新型コロナウイルス撃退に効果的だ」という情報は全て嘘

ということでしょう。

正確には効果的なものもあるかもしれないが科学的に断言できないということです。

新型コロナウイルスは人類が対面したことのない新しい脅威です。

世界中の研究者が血眼になって予防法や治療法を探してくれている段階です。

特効薬が出来たとしても、実験→検証→認可とかなりの期間を要するはずです。

それなのに「〇〇が新型コロナウイルスに効果的」と言えるものが存在するはずがありません。

iPS細胞の研究で2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥教授が新型コロナウイルスに関する情報発信のホームページを開設されました。

こちらのホームぺージ内の

エビデンスの強さによる情報分類

に書いてある内容が凄く参考になるので一度見てもらえればと思います。

今メディア上で溢れている情報について、科学的根拠の高いものと低いものとで分類がされています。

こちらのページでは予防に効果的だと言われている手洗いうがいですら「正しい可能性があるが、さらなるエビデンスが必要な情報」に分類されています。

手洗いうがいを軽んじている訳ではなく、予防策として断定するのはそれだけ難しいということなのです。

世界の感染者・死者

ここ数日で特にヨーロッパにおける感染者・死者数が激増しています。

当初、日本の対応を批判していた国々も全くコントロールできていない様子です。

各国のデータの比較として非常に分かりやすいグラフが札幌医科大から公開されています。

人口100万人当たりの感染者数・死者数の推移です。

人口あたりの新型コロナウイルス死者数の推移(国別)

感染者数については各国の検査基準が全く違うのであまり当てにならない数値だと思うので、死者数の推移を見るのが一番良いでしょう。

主要な国の数値を抜粋すると

100万人あたりの死者数(2020年3月25日時点)
  • 世界平均 **2.38人
  • イタリア 112.80人
  • フランス *16.85人
  • イギリス **6.22人
  • 韓  国 **2.46人
  • アメリカ **2.42人
  • 中  国 **2.28人
  • 日  本 **0.34人

となります。

こうして見るとイタリアの酷さが際立ちます。

ヨーロッパは全体的にかなり蔓延していると考えられます。

日本はかなり死者数を抑え込められているようです。

これは、手洗いうがいやマスクの着用が根付いている国民性、清潔な水を潤沢に利用できる生活環境、皆保険制度やCT・MRI保有数の多さといった医療環境など、好条件が揃っているからでしょう。

医療従事者の方々には本当に感謝しかありません。

まだまだこの状況は続くでしょう。

しかし、少なくとも日本で生活する分においては現状で多くの死者が出ることは無いと思います。

情報に踊らされることなく冷静な判断をしていきたいものです。

この未曾有の危機に対してどんな行動が正解なのかは今の段階では誰にも分かりません。

それは歴史として後から判断されます。

今大切なのは政府や自治体の要請に対して国民が足並みを揃えることでしょう。

不信感や批判は僕も持っていますが、一丸とならないことにはこのウイルスには対処していけないと思います。

この状況が早く打開されることを祈っています。

では、また。

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