こんにちは、しんたろうです。
毎週月曜日は週刊少年ジャンプの発売日ですね(沖縄は火曜日発売)。
僕は小さい頃から漫画が好きで、大学からは毎週購読して全ての作品を読んでいます。
現在はジャンプ+というアプリでデジタル版を購読しているので沖縄在住でも月曜日に読むことができます。
最近は月曜の0時で更新されるようになったので(以前までは朝5時くらいだったと思います)なんだったら紙面版よりも早く読めます。
本日発売になった週刊少年ジャンプ2020年24号で『鬼滅の刃』が最終回を迎えました。
現在20巻まで刊行されており23巻が最終巻となります。
『オリコン年間コミックランキング 2019』であの『ONE PIECE』を抑えて1位にランクインするという快挙を成し遂げました。
昨今のコミックス売上げは『ONE PIECE』の独壇場だっただけに非常に驚きました。
前述した通り僕はここ10年くらいはジャンプに載っている全ての作品を毎週読んでいるので、『鬼滅の刃』も連載当初から読んでいました。
正直第一話を読んだときは
「これは短期打ち切りコースかな……。」
と思っていました。
長年ジャンプを読んでいると第一話を読むと短期打ち切りになりそうな作品はだいたい見当がつくようになります。
そして『鬼滅の刃』は久々にその予想が外れた作品でした。
他に外した作品は『魔人探偵脳噛ネウロ』ですかね。
第一話こそ余り惹かれなかったものの話数を進めていく内に明らかに面白くなっていき、善逸が登場するあたりで既に僕の評価は反転していたと思います。
ストーリーが分かりやすくテンポも良いので毎週楽しみに読んでいました。
バトルの迫力が無かったり時々挟まれるギャグが寒いのに目を瞑ればかなり面白いです。
転機が訪れたのは明らかにアニメ化でしょう。
アニメの出来が近年稀に見る高クオリティで、これによって多くの人がその存在を知ることとなります。
先ほど欠点に挙げた「バトルの迫力が無い」という点は、アニメでは完全に修正されて非常に迫力のある戦闘シーンに仕上がっています。
原作漫画で足りなかった部分をアニメが上手く補った形になっていたのです。
アニメ後に原作コミックスの販売数が伸びるというのは良くある話ですが『鬼滅の刃』はそれが驚くほど顕著に表れ、『ONE PIECE』をも上回ることになったのです。
正直な僕の感想を言うと、『鬼滅の刃』は確かに面白い作品ですがここまでヒットするとは全く思っていませんでした。
せいぜいジャンプの中堅漫画のレベルで終わると思っていたのでその点でも僕の予想を大きく超えていったのです。
そして現在も大ヒットを続けている最中に連載終了というのも異例の事態と言って良いでしょう。
ジャンプ漫画はアンケート結果が悪ければ即打ち切り、ヒットすれば引き延ばしというのが定番です。
商業誌なのでそれは当然のことなので批判はできません。
かつてのヒット作品でも無理な引き延ばしで晩節を汚し、尻すぼみで連載終了したものが幾つもあります。
特にこういうバトルものでは、ボスを倒しても新たなボスを出現させることで比較的容易に引き延ばすことが可能です。
それでも最終回をこの時期に描くためには集英社の編集部と漫画家の間でかなりの議論があったことでしょう。
僕はいくら面白い作品でも漫画家さんの思い描いた結末で締めるのが一番だと思うので『鬼滅の刃』を終わらせたのは大英断だと思っています。
引き延ばしたい編集部と終わらせたい漫画家との折衷案として炎柱・煉獄のスピンオフ短編が連載されることに決まったのだと思います。

作画が平野稜二先生が担当されるようです。
この方は以前に水柱・富岡のスピンオフ作品を描かれた方ですね。
はっきりいって作画レベルは吾峠呼世晴先生より遥かに高いです。
前回のスピンオフも面白かったのでこちらも期待が持てます。
内容は伏せますが、最終回を読んだ感想としては、
「今回の話、わざわざ載せる必要あった?」
というものです。
大筋のストーリーは前号の時点で完結していて、最終回はほぼ蛇足だと感じました。
数ページでさらっと載せるか、単行本のおまけで書き下ろすような内容かなという印象です。
最終回のせいで作品全体の評価が落ちるというものでは決してありませんが、前回が最終回でも良かった気がします。
ともあれ、連載を終えた吾峠呼世晴先生お疲れさまでした。
楽しい作品をありがとうございました。
また新しい漫画を引っ提げてジャンプに戻ってきてくれることを祈っています。
では、また。
コメント