こんにちは、しんたろうです。
前回に引き続きジャンプ漫画に関する投稿です。
僕が今おすすめする連載漫画を紹介します。
有名なものを紹介しても仕方ないので、ここ2~3年で連載が始まったものをピックアップしますね。
ちなみに今僕が一番注目しているのは『アンデッドアンラック』です。
『アクタージュ act-age』原作:マツキタツヤ 作画:宇佐崎しろ
2018年8号より連載開始。
主人公の夜凪景は天才的な演技の才能を秘めた女優志望の女子高生。
あるオーディションで黒山監督にその才能を見出され役者を目指していく物語。
「役者」というジャンプ作品ではあまり取り扱われることのないジャンルの異色な作品。
異色ではあるもののジャンプの柱である「友情・努力・勝利」をしっかり体現している。
連載当初はイマイチだったが、デスアイランド編の後半から一気に面白くなる。
作画のレベルも連載開始後にグングン上がっていって非常に魅力的です。
特にカラーの表現が綺麗で、コミックスは思わず表紙買いしてしまいそうな出来だと思います。
『呪術廻戦』著者:芥見下々
2018年14号より連載開始。
ずば抜けた身体能力を持つ高校生虎杖悠仁。
ある日オカルト研究会の先輩が封印されていた特級呪物「両面宿儺」を開放してしまい呪霊に襲われるところを助けようとする。
呪術高専に通う伏黒恵と協力するも呪霊には全く歯が立たない。
呪霊と戦うために虎杖は宿儺の指を飲みこんでしまう。
呪物を飲みこんだ場合は死ぬのが普通であるが虎杖は「宿儺の器」となる素質があった。
両面宿儺を体内に宿した主人公は呪力の扱い方を覚える為に呪術高専へと転校する。
最近のジャンプに多いオカルト要素を取り込んだバトル漫画です。
よくあるバトル漫画が始まったなと思っていたのですが、第5話で衝撃の引きで一気に惹きつけられました。
画は荒々しいもののストーリーやバトル描写は丁寧に描かれています。
キャラクターがそれぞれ魅力的で台詞ひとつひとつも非常にセンスを感じます。
王道のストーリーと思って読んでいるとやや外れた展開になる場合が多く新鮮味があります。
今年の10月にアニメ化が決定したようで、その出来映えによっては『鬼滅の刃』くらい大人気になってもおかしくないポテンシャルのある漫画だと思っています。
『ミタマセキュ霊ティ』著者:鳩胸つるん
2019年40号より連載開始。
女子高生の羽瀬玲奈は生まれつき霊媒体質でなんと100体近くの背後霊が彼女の後ろをついてきている。
プロのセキュ霊ティ(霊能者組織)である御霊浄が彼女を霊から守るために奮闘する物語。
霊を題材にしたギャグ漫画。
連載当初はハゼレナがツッコミ役でミタマがボケ役だったのだがその頃ははっきり言ってイマイチです。
途中からハゼレナがボケ役、ミタマがツッコミ役に回るようになって来てから一気に面白くなります。
良識のある女子高生かと思っていたハゼレナが意外と常識知らずで背後霊と一緒にボケている様子が笑いを誘います。
話によって当たり外れが結構ありますが、一定の水準以上の面白さは常に保っています。
ギャグ漫画の難しいとろこだと思います。
最近ちょっとシリアス展開も挟むようになってきて、最終回が近づいているような雰囲気もあります。
面白いギャグ漫画は貴重なのでぜひもっと連載を続けてほしいです。
『アンデッドアンラック』著者:戸塚慶文
2020年8号より連載開始。
直接触れた相手にとんでもない不幸をもたらしてしまう体質の少女出雲風子。
その体質のせいで大切な人達を失ってきた彼女は自殺を測る。
その時たまたま通りがかった不死の男アンディによって自殺は食い止められる。
アンディは不死でありながら死ぬことを望んでおり、風子がもたらす不幸を利用すれば死ぬことができるのではないかと行動を共にすることになる。
実は彼らのような特異体質は「否定者」と呼ばれており、この世の理を否定して能力を発動する。
否定者を集めた「ユニオン」という組織に二人は狙われるようになる……。
今の連載陣の中で一番おすすめの漫画です。
読み切り掲載のころから注目していたのですが、
「面白いけど連載には不向きな設定だなぁ。」
と思っていました。
いざ連載が始まっても話を広げられると思っていなかったのですが、それは完全に僕の読みが甘かったです。
非常によく練られた世界観とストーリーで、上手に色んな設定を匂わせつつもテンポ良く話が展開していきます。
ちょこちょこ挟まれるちょっとした台詞が(恐らく)物語上でも重要な意味合いをもっているのだろうと察せられてとても惹きつけられます。
主人公のアンディは脳筋で大雑把な男かと思いきや、不死の身体を利用して非常にクレバーな戦い方を見せてくれるのもギャップがあって良いです。
画はかなり古い印象があってそれで倦厭してしまう人がいるかもしれないのが勿体ないです。
この漫画の面白さに早くみんなが気付いて欲しいです。
『森林王者モリキング』著者:長谷川智広
2020年20号より連載開始。
小学3年生の藍川翔太はカブトムシの幼虫が成虫になるのを心待ちにしていた。
そして姉の勝子と共に羽化の瞬間を見ているとカブトムシが突然人間のような姿として現れる。
実はこのカブトムシはこの世のすべての虫達の王「森林王」になるために生まれてきたというのだ。
この奇妙なカブトムシ・モリキングが全国の森林王候補と戦って本当の王様になるまでの物語。
ぶっとんだ設定のギャグ漫画。
長谷川先生はギャグ漫画の連載は『恋のキューピッド 焼野原塵』『青春兵器ナンバーワン』に続いての3作目ですが、僕は最初の作品からずっとファンです。
『焼野原塵』は全3巻、『青春』は全7巻と短期で打ち切られているのですが両方とも大好きです。
長谷川先生の漫画の魅力はなんといってもツッコミの台詞です。
ボケも面白いのですがそれに対するツッコミがかなり独特で捻りがきいており面白いです。
恐らくそれを受け入れられるかどうかでこの人の漫画に対する評価が変わってくるのだと思います。
この漫画はまだ始まったばかりですが、長谷川先生のギャグとツッコミは健在です。
好きな人はとことん好きになれる作品だと思います。
ジャンプは3回打ち切られるともう連載を持てないという噂があるので今回は是非ともアニメ化まで持っていって欲しいところです。
今、ジャンプが面白い
「最近のジャンプは面白くない」なんて言う人がいますが、10年以上読んでいる僕からすれば全然そんなことはありません。
もちろん面白くない作品もありますが、非常に粒ぞろいなものが多いです。
だいたい週刊連載なんですから毎週きちんと読みもせず、たまにパラパラ捲っても面白いはずがありません。
今回紹介した漫画は全て10巻以下しかまだ刊行されていないので手に取りやすいと思います。
たまには童心に返って漫画を読んでみるのはいかがでしょうか。
では、また。
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