
石垣島に移住してみたいけど、
ゲイにとって住みやすい場所なのかな?
このように石垣島への移住を考えている方って意外といるのではないでしょうか。
石垣島のゲイバーにくる観光客の方と話していても
「石垣島へ移住したい!」
という方にちらほら出会います (どれほど本気なのかは分かりませんが) 。
- 石垣島はゲイが移住するのに向いているのか
- 石垣島のゲイ事情
- どんな人が向いているのか
僕は仕事ので石垣島に移住してきましたが、1年少し住んで感じた石垣島とゲイについて書いていこうと思います。
結論:石垣島はゲイが移住するのに向いていない

まず結論を申し上げると
しかし、これは石垣島に魅力がないというわけではなく
”ゲイ”を基準にするなら田舎への移住に向いていない
ということです。
石垣島自体は非常に魅力的な島ですし、僕もそこに魅了され、今後も住み続けたいと考えています。
別の投稿で石垣島移住のメリット・デメリットを語っていますのでそちらもご参照ください。
しかし、
こういう方々は都会に住み、旅行で石垣島を楽しむことをおすすめします。
石垣島の素晴らしさについては今後の投稿で語っていきたいと思います。
ゲイの移住に向かない理由

石垣島がゲイの移住に向かない理由は主に2つです。
それぞれ詳しく説明していきます。
出会いが少ない
石垣島は人口5万人弱の離島です。
近年、人口は増加傾向にあり、意外に多いと感じる方もいるかもしれません。
それでも都市に比べると圧倒的に母数は小さく、必然的にゲイの人数も限られてきます。
アプリを開くと──

ゲイが出会いを求める場合、今の主流はマッチングアプリを利用することだと思います。
さて、石垣島でアプリを開いてみましょう。
100人もスクロールすれば距離が50km以上離れていることに気づくでしょう。
ちなみにジャンプ機能で都市部でアプリを開いた場合の100人目の距離は
となります。離島暮らしは出会いに乏しいのが分かると思います。
フィルタをかけようものならすぐに台湾人の顔を拝むことになるでしょう。
※石垣島からは那覇よりも台湾の方が近いです。
ただ、それでも僕の場合はマッチングアプリで出会うケースが1番多いです。
石垣島にいらっしゃって僕を見かけた際はぜひお声がけください。
石垣島にゲイバーはある?

石垣島には2軒のゲイバーがあります。(2020年1月現在)
ゲイバーが無い県もあることを考えれば、この小さい離島に2軒も存在しているというのは凄まじい密度なのでしょう。
内地のゲイバーとは雰囲気がまるで違うので、1度は来店することをお勧めいたします。
僕にとって石垣島のゲイバーは、出会いを求めるよりは店長さんや常連さんと世間話する場ですね。
もちろん旅行者の方と話が弾んで翌日一緒に観光したりすることもありますが、かなり稀です。
こちらの2軒に関しても取材をした上で記事にしたいと思っています。
玉屋さんの記事はこちら。
Another See(あなしー)さんの記事はこちら。
石垣島にハッテン場はある?

僕の知る限り石垣島には有料のハッテン場はありません。
もしあれば、必ずゲイバーで話題に上がるでしょうから無いとみて間違いないと思います。
無料(野外)のハッテン場に関しては興味が無いので分かりません。
野外でやりたいとは思いませんし、そもそも犯罪なので……。
まあ、石垣島のビーチは夜になると真っ暗ですし、郊外に行けば街灯などないので夜闇に紛れてやることはいくらでも可能かと思います。
多くの出会いを求めるのは諦めましょう

以上で述べたように石垣島で出会いを期待するのは無理です。
恋人やセフレがいないと生きていけない人で石垣島移住を考えている方は再度ご一考ください。
世間が狭すぎる
ゲイの移住に向いていない2つ目の理由としては世間が非常に狭いということです。
石垣島の人口は少ないというのは先に述べた通りですが、
翻って一部の地域にほとんどの島民が密集しています。
人口は周辺離島への玄関口となる離島ターミナルを中心とした島の南部に集中しており、(中略)中心部に全人口の95.7%が集中しています。
出典:石垣島ねっと-石垣島の概要
街で買い物をすればかなりの割合で職場の人と顔を合わせます。
また、ほとんどの居酒屋が離島ターミナルの半径500m圏内にあるので飲みに出た場合はより知人に出会う確率は高まります。
ゲイバレしやすいかも……
上に書いたように意図せずに職場の人間や友人・知人に遭遇することが多いです。

昨日市役所の前を歩いてたでしょ。

この前あそこのお店で見かけたけど何買ってたの?
監視社会とまで言いませんが、外出する=誰かに見られていると思って間違いありません。
そうなると、男同士で買い物したりカフェに行ったりした場合も誰かの目にとまっています。
ホゲている友人と一緒にいたり、あまりに女っ気が無いとゲイを疑われる可能性は高いかもしれません。
これは主観ですが石垣島の人は噂好きだなと感じます。色んな疑惑が思わぬ早さで拡がります。
ゲイに対する差別や偏見はあるのか。

個人的な感想ではありますが
と思います。 「ゲイ」を「セクシャルマイノリティ」と置き換えてもらっても構いません。
田舎は閉鎖的・排他的というイメージがありますが、石垣島は移住者が多く、そういう点で言えばむしろ多様性には寛大かもしれません。
職場でカミングアウトしてみて感じたこと
僕は家族やノンケの友人にカミングアウトはしていませんが、石垣島の職場ではゲイであることを話しています。
知っているのは同じ部署の十数名ではありますが、今のところ少なくとも表立って嫌悪感を示したり距離を置いたりする人はいません。
周りの人や時代に恵まれているというのはありますが、石垣島で差別や偏見が強いとは感じません。
なぜ僕が石垣島ではカミングアウトしたのか、その後の周りの反応などは別で記事にしていくつもりです。
職場でカミングアウトしたことについての記事を投稿しました。
石垣島への移住に向いているゲイとは?

ここまで石垣島への移住に関してネガティブなことしか書いていませんが、次に挙げるような方々は石垣島へ移住しても問題ないかと思います。
このような方々は、先に挙げたようなネガティブな部分を無視できるので石垣島への移住を考えても問題ないのではないかと思います。
僕自身は2番目の「セックスや恋人の有無に重きをおいていない」にあてはまりますね。
ただし、石垣島へ移住するにあたっては別のネガティブ要素もありますのでそちらも考慮してください。
そのあたりは近いうちに別の記事で投稿する予定です。
石垣島移住のデメリットについての記事はこちら。

まとめ
そもそもとして
ゲイということを気にするならば移住には向いていない
と思います。
出会いが少ないことと世間が狭いことということに懸念を覚える時点で石垣島への移住は難しいでしょう。
その2つをクリアして、やっとスタートラインです。
石垣島は素晴らしいところですが、生活する上での懸念材料もいろいろと抱えています。
今後の記事ではゲイという視点にこだわらず、一般的に見たときの石垣島の長所・短所も発信していきますのでそちらをお待ちください。

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