前回の記事で石垣島の素敵なところを紹介しました。
しかし良いことばかりでは当然ありません。
今回の投稿では石垣島に移住するデメリットを語っていきたいと思います。
- 石垣島移住への最大障壁
- 石垣島移住のデメリット
別の投稿でゲイが石垣島で生活する上でのデメリットも語っていますのでそちらもご参照ください。
石垣島移住への最大障壁
給与水準が低い

多くの方がご存知の通り国内でも沖縄の給与水準は低く、最低賃金も790円と全国最低です。
多くの人が移住をためらう理由はこちらの問題が大きいかと思います。
仕事が無いわけではなく、観光業を中心に人手不足の企業も多いとは聞いていますが、いかんせん給料は期待できません。
ですので、
というように、なるべく石垣島の企業を頼らなくても良い手段を講じた方が良いです。
僕は仕事の転勤で来たのでとてもラッキーでした。
「とりあえず石垣島に引っ越して、仕事を探そう!」
なんてのはかなり無謀だと思ってください。
それをするのであれば
生活水準をかなり下げる
覚悟を持っていらしてください。
いずれにしても、事前に石垣島の職業事情を1度リサーチしてみてください。
石垣島移住のデメリット
本州から遠く離れた島なので、当然不便なこともたくさんあります。
些細なことから重要なことまで、石垣島の不便なところや不満点を挙げていきます。
物価が高い

石垣島のメリットを挙げた投稿で、
家賃が安い
と書いたかと思いますが、逆に食料品や日用品の物価は高いです。
考えれば当たり前なのですが、色々なものに輸送費がプラスされているので全体的に買値が高くなります。
10個入りの卵は平常時は200円を余裕で超えます。
物によってはコンビニで買った方が安いなんて場合もあります。
給与が低いことに加えて物価が高くなるので、単純な収入の減少以上に家計が苦しくなるかもしれません。
湿気が非常に高い

海に囲まれている関係上、湿気が非常に高いです。
沖縄はカラッとした暑さだ、と勘違いされている人もいますが全然そんなことありません。

上のグラフで分かるように年間を通して湿度が高く、夏は不快指数が高いです。
革製品などは気をつけないとすぐにカビてしまいます。
僕もこちらに来た頃にお気に入りの革のボディバッグがカビだらけになりとても悲しい思いをしました。
スーツやコートもクローゼットに入れっぱなしだと傷んでしまうでしょう。
使い捨ての湿気吸収剤はあっという間に水気でみたされます。
基本的に石垣島では薄着とちょっと羽織れるものがあれば対応できるので、厚手のものはパッキングしてしまっておくのがベターです。
ただ、湿気が高いことが完全にデメリットかと言われればそうでもありません。
冬でも乾燥しないので肌の潤いが保たれます。
去年の10月に北海道を訪れたのですが、寒さよりも乾燥で肌や唇がめちゃくちゃ荒れたのが1番辛かったです。
それまで余り恩恵があると感じていなかったのですが、初めて石垣島の湿気に感謝しました。
凄まじい台風の威力

沖縄は台風銀座と呼ばれているように、日本に上陸する台風の多くが通過します。
石垣島も毎年のように台風の被害にあいます。
しかも、石垣島の台風は内地のものとは比べ物にならないほど強烈です。
車も強風で動いたりするので島の人は荷物を乗せて重くしたりします。
旅行者のレンタカーが移動してしまって車体を傷付けてしまったりする話はよく聞きます。
このように台風の日に外出するのは命の危険を感じます。
しかし、昔から台風と戦ってきた石垣島ですので住民たは対策もバッチリです。
住宅も丈夫に作られているので台風の規模に対して被害は小さいと感じます。
台風の時に大変なことがもう1つあり、食糧問題です。
台風の前にはみんなが食物を買い込むのでスーパーやコンビニから食料品が消えます。
そして、台風が去ったあとに物資が入ってくるまでにも2〜3日かかるのできちんと自分も買い溜めしておかないとひもじい思いをする可能性があります。
移住する際は台風対策を怠らないようにしましょう!
天気予報が当たらない
石垣島に来て非常に驚いたことなんですが天気予報が全然当たりません。
那覇に住んでいた時も「結構外れるな」とは感じていたのですが、
石垣島は輪をかけてあてになりません。
明日の天気でぎりぎり信用しても良いかなといったところです。
旅行で石垣島に来られる際に週間予報などを見て計画を立てるかと思いますが
ほとんど意味がないと思います。
ただ、夏の石垣島の雨は一気に降ってすぐに止む場合が多いので
雨の予報でもそこまで心配は無用です。
反対に冬の雨はしとしと長く降ることが多いと感じます。
賃貸物件がなかなか見つからない

石垣島は賃貸物件がほとんど空いていません。
驚くなかれ石垣島の賃貸物件の稼働率は驚異の99.7%です。
地域別の賃貸物件平均稼働率は(中略)「石垣市」で99.7%となり (後略)
出典: おきぎん賃料動向ネットワーク調査 (2017 年)
僕も引っ越しをする際は選べる物件が非常に限られていました。
たまたまとても職場に近くて良い物件にありつけたのは幸運でした。
新しいアパートはばんばん建てられているのですが、それでも供給がおいついていません。
建設途中で全ての部屋が埋まっているということも珍しくありません。
また、そのように需要が多いため物件の仮押さえは全然してくれません。
やってくれてもその日のうちだけという場合が多いです。
なので、島外の人が賃貸を探すのは一苦労だと思います。
可能であれば1週間くらい石垣島に滞在してゆっくり内覧して回ることをおすすめします。
宅配便の届くのが遅い

これは想像しやすいと思いますが、郵便やネット通販が届くのが遅いです。
飛行機便なら2〜3日で届くこともあるのですが、船便になると2週間ほどかかることもざらにあります。
東京だと朝注文したものが夕方届くなんてこともありますが、その生活に慣れていると非常に不便に感じるかもしれません。
ただ、住んでしまえばそれが当たり前になるので気になるのは最初の内だけです。
まとめ
石垣島へ移住する上で問題となるのは大きく分けて
こういった点が挙げられます。
石垣島に限らず移住というのは慎重になるものでしょう。
前回の記事と併せて参考にしていただいて、ご決断の一助になればなと思います。
もし、移住に関して質問があればコメント欄や問い合わせフォームからメッセージをいただければ
可能な限り答えていきたいと思います。
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