先日の日記でも触れましたが、2020年2月23日に行われた
第28回 黒島牛まつり
に参加してきました。
黒島牛まつりは毎年2月の第4日曜日に開催されている観光客向けのイベントです。
普段静かな黒島が1年で最も人で溢れかえるお祭りについて詳しく紹介していきます。
- 黒島牛まつりの参加方法
- 黒島牛まつりでの販売物や体験コーナー
- 黒島牛まつりで観光客が参加できるプログラム
- 黒島牛まつりステージライブ・夢の牛抽選会
黒島牛まつりの参加方法
お食事券+抽選券付きフェリー乗船券の購入
黒島牛まつりに参加するためにはまず離島ターミナルで往復乗船券を購入しましょう。
離島ターミナルへの行き方はこちらをご参照ください。
黒島牛まつりの往復乗船券には、出店の食品1つと交換できるお食事券と牛一頭が当たる抽選券が付いています。

値段は3社共通で大人3800円・子供2500円です。※2020年の情報ですので参加前に各自ご確認ください。
販売している船会社は、安栄観光、八重山観光フェリー、ドリーム観光です。
Web上で事前購入することをおすすめいたします。
ドリーム観光の往復便は普段は運航しておらず、牛まつりの日のみの特別便です。
また購入した運航会社と別のフェリーには乗車できないのでご注意ください。
ドリーム観光
おすすめの運航会社はドリーム観光です。
ドリーム観光のフェリーは朝の黒島行き、夕方の石垣行きがそれぞれ1便ずつなので販売数がきっちり決まっています。
今年はお祭り前日の正午には乗車券が完売していたそうなので早めに予約しましょう。
ちなみに2020年は往路が9時20分石垣島発、復路が16時15分黒島発でした。
※年度によって時間は変更になる可能性があります。
フェリーに確実に乗ることができるので長蛇の列に並ぶ必要がありません。
こちらは黒島行きの安栄観光のフェリーに列をなす観光客です。
ドリーム観光であれば出航時間に並ぶことなくフェリーに乗り込めます。
ただし、必ず1日黒島に滞在しなければならないというデメリットがあります。
黒島の牛まつりは最初から最後までいても十分楽しめるお祭りですので、時間の許す方はこちらを買ってしまって問題ないと思います。
お祭りを途中参加・途中退場しないといけない方は他の運航会社から乗船券を購入しましょう。
安栄観光・八重山観光フェリー
こちらの2社の運航会社は1日に何本も往復しますので、牛まつり以外の予定のある方におすすめです。
参考までに2020年の運航スケジュールを提示しておきます。
※年度によって時間は便数は変更になる可能性があります。

こちらは9時過ぎ頃に安栄観光のフェリーに並ぶ観光客の列です。
この画像から見切れたところにもたくさん並んでいます。
このようにドリーム観光以外の運航会社では並ぶことが必至ですので、時間に余裕を持って行動するようにしてください。
黒島牛まつりに必要なもの
今年、僕が黒島牛まつりに参加して(財布等の必需品以外で)必要だと感じたものを挙げていきます。
- 帽子・サングラス・タオル
- 飲み物
- レジャーシート/折り畳める椅子
- スニーカー
- モバイルバッテリー
まず熱中症対策は必ず行ってください。
牛まつりの会場に日陰で休める場所はほとんどありません。
今年の牛まつり当日は最低気温20度、最高気温25度でした。
また、気温以上に日差しが強力ですので帽子はかならず被りましょう。
日焼けもしますのでクリームなどでの対策が必須です。
会場でも飲み物は売っていますが、事前に準備をしてこまめに水分補給をしましょう。
黒島牛まつりの会場にはステージがあり様々なパフォーマンスを見ることができます。
ただしステージ前に観客席はないのでレジャーシートや折り畳みの椅子を用意すると汚れずに観覧することができます。
会場自体はそんなに広くありませんが結構歩き回るので、サンダルではなくスニーカーで来場する方が良いと思います。
また充電できる場所も確保されていませんのでモバイルバッテリーもあると良いです。
黒島牛まつりの販売物
黒島では牛の飼育が非常に盛んです。
島のほとんどが牧場と言っても良く、黒島に住んでいる島民の数が約200人なのに対して牛は約2500頭もの数が飼育されています。
牛まつりでもその牛と触れ合ったり味わったりすることができます。
グルメコーナー
全国各地のブランド牛の一部は幼少期をこの島で過ごしており、それほど品質の高い牛の生産実績のある島です。
グルメコーナーではその高級和牛を存分に味わうことができます。

牛汁、牛そば、モモ焼き、牛丼、アーサ汁、アーサそば、メンチカツ、青豆ぜんざいなどなどが出店しています。
中でも人気なのがA5ランクのモモ肉です。
僕はお祭りが始まって10分後に並び始めましたが購入するまで約40分待ちました。

こちらがそのモモ肉です。
塩コショウのシンプルな味付けですが、お肉は柔らかく牛肉の旨味を存分に味わうことができます。
並ぶのは大変ですがぜひ味わっていただきたいです。
また黒島ではアーサも有名です。
アーサとは海藻のアオサの沖縄方言で、沖縄料理にもよく用いられます。

こちらはアーサの天ぷらです。
ちょっと脂っこいのでビールと一緒に食べることをおすすめします。
アルコール類やソフトドリンクも販売しています。
アーサそばも腹ごしらえには最適で、ぜひお肉と一緒に味わってみてください。
その他の販売コーナー
料理以外にも販売コーナーがあり、オリジナルの牛まつり記念Tシャツやタオルなんかも売っています。
アーサの袋売りや八重泉・請福といった泡盛もオリジナルラベルで販売しています。
黒島牛まつりの体験コーナーや展示
牛まつりでは様々な体験コーナーや展示がありそれらを回るだけでもとても楽しいです。
牛の削蹄(さくてい)
削蹄とは牛の蹄を削って整える作業です。
牛は蹄が伸びて歩き方に異常が出てくると健康状態にも悪影響があるそうです。
削蹄師という国家資格を持った方が手際よく蹄を切っていく様子を解説しながら見ることができます。
黒島のブランド牛を支える非常に大切な職業です。
こちらがその削蹄実演の様子です。
暴れる牛をなだめる場面もあったりとなかなか見ごたえがあります。
実演ショーは1日2回ですので時間を確認して見学しましょう。
ミニミニ動物園
黒島に生息する仔牛、仔やぎ、馬を見ることができます。

牧草が置いてありそれを手に取って食べさせることもできます。
これだけ近くで触れ合うことは普段できませんのでとても面白い体験ができると思います。
仔牛ミルクあげ体験
こちらは1日2回の決まった時間に仔牛にミルクをあげることができます。

必死にミルクを飲む仔牛はとてもカワイイです。
めったにできない経験ですので是非とも参加してみてください。
フォトコンクール展示
島民の方が撮影された黒島の風景が展示されていました。
のどかな景色や綺麗な海、生き生きした動物たちの写真があり意外と楽しめました。
気に入った写真に投票でき、一番得票数の多かった撮影者は最後にステージ上で表彰されていました。
黒島牛まつりで観光客が参加できるプログラム
牛まつりでは見るだけでなく、観光客も参加できるプログラムが多数あります。
商品も非常に豪華なものばかりなので参加する価値ありです!
アームレスリング
今年から始まった新企画・アームレスリングです。

なんと参加無料で3位まで賞品がありました。
僕もエントリーして挑戦してみました。その様子は日記の投稿でどうぞ。
準決勝・決勝はステージ前で大々的に行われ会場も大盛り上がりでした。
ゆるキャラたちによるエキシビジョンマッチも非常にかわいらしかったです。
今回は高校生以上の男性のみの無差別級だけでしたが、運営の石垣島アームレスリングチームの方は来年は女性の部と階級分けもしたいと意気込んでいたので期待が高まります。
そうなると賞品もたくさん用意しないとならないので参加料が発生するかもしれませんが、来年もぜひ参加したいと思います。
チーム戦競技
アームレスリングは個人戦でしたが、チーム戦で行われるものもいくつかあります。
それぞれ申し込みが多ければ出場権は抽選になります。
牧草ロール転がし
6名1チーム(1名以上女性)での参加競技です。参加料は1チーム5000円です。
約400kgもある牧草ロールを転がしてタイムを競います。
ターンがあったり最後に所定の場所に置かなければならないなど意外とテクニックも要求される種目です。
この動画でも分かる通り、かなり先行していたチームがゴール位置に上手く置けずに逆転されています。
おそらくみなさんが想像している以上に迫力も見ごたえもあること請け合いです。
こちらの優勝賞品はなんと牛のモモ肉です。

しかもカットされた肉ではなく丸ごと一本です 笑
団体旅行でお越しの際は挑戦してみるのも面白いと思います。
餌ホイサッサ
こちらは4名1チーム(1名以上女性)の競技です。参加料は1チーム3000円です。
1袋20kgの飼料を一輪車に乗せ、1人目は1袋、2人目は2袋、3人目は3袋、4人目は4袋という具合にだんだん重くしながらリレー形式でタイムを競います。
どんどん重く、バランスが悪くなっていくので運ぶのが非常に難しそうです。
足腰を鍛えていつか参加してみたいです。
ジャンプ DE ラブロール
男女ペアで参加の競技です。参加料は1チーム2000円。
牧草ロールを障害物にみたて、二人で協力しながらそれらを乗り越えてゴールを目指します。
男性が踏み台になったり、先に上って女性の手を引いたりと二人の絆が試されます。
中には男性の手を借りずに二人一緒にヒョイヒョイと障害物を乗り越えるペアなんかもいて面白かったです。
彼女や奥様との愛を試したい方はぜひ参加してみください。
ペイントアートやクイズ
牧草ロールペイントアート
牧草ロールの側面に好きな絵を描けます。参加料は1000円。
描かれた絵は祭りに来ている観光客の投票され、得票数が一番多かった作品には賞品があります。
牛の体重当てクイズ
展示している一頭の牛の体重を1kg単位で当てるクイズです。
投票用紙は1枚200円で、一人で何枚でも投票することができます。
一番近い値を書いた方には賞品があります。
ピタリ賞だとさらに豪華な賞品が用意されていたみたいですが、今年はピタリ賞は無かったようです。
ちなみに今年の牛の体重は499kgでした。ご参考までに。
ZOOZOOナンバーZOO
ズーとは黒島の方言でうんちを指します。
エリア内を0~9の番号を振り分けた10か所に区切り、牛がどの番号でうんちをするかを予想します。
投票用紙には3つの番号を書くことができ、順不同で3回目までのうんちがどの番号になるかを記入します。
投票用紙は1枚200円で、こちらも一人何枚でも購入可能です。
黒島牛まつりステージライブ・夢の牛抽選会
ライブパフォーマンス
会場にあるステージでは牛まつりの開会から最後までさまざまなパフォーマンスが行われています。
伝統的な三線の演奏やゆるキャラによる演劇などなど。
抽選会の直前では何人かのアーティストによるライブも行われています。
平川美香さんという沖縄出身のアーティストの方も歌っていました。
僕は存じ上げなかったのですがYouTubeで検索すると98万再生されているダイナミック琉球の動画がありました。
なかなか有名な方だったのでしょうか。
そしてサプライズゲストとして元光GENJIの大沢樹生さんが歌われていました。
さすがに世代ではないので光GENJIという名前とパラダイス銀河を知っている程度なのですが会場はとても盛り上がっていました。
ライブ後にノリで(?)黒島の観光大使に任命されていました。
なんとも沖縄らしい…笑
意外と知名度のあるアーティストも来られるのは驚きです。
夢の牛抽選会
そして黒島牛まつり最大の目玉である牛の抽選会が最後に始まります。
牛以外にも賞品はあります。
今年は11等まで賞品がありました。
ピーチパイン、お米、ホテルのランチ券、商品券、泡盛の詰め合わせ、航空券などどれも当たって嬉しいものばかりです。
去年とは違うものも多かったので毎年変わるようです。
ちなみに3人分とか5人分とか用意されている賞品もいくつかあり合計で20名くらいは何かしらの賞品がもらえていたと思います。

そしてこちらが1等賞品の牛です。
残念ながら今年も僕は当てることができませんでした。
牛一頭を当ててどうするのかと言うと、いくつか選択肢はあるそうなのですが基本的にはその場で換金されるらしいです。
いくらぐらいになるのか、他にどんな選択肢があるのかは来年以降に僕自身が牛を当てて検証してみたいです 笑
死ぬまでに当てられるかな…。
とっても楽しい牛まつり
小さな離島のお祭りですが島民の方が一丸となって作り上げているのが分かります。
島民も観光客もみんなが楽しめるとても素晴らしいイベントだと思います。
毎年開催時期は2月の第四日曜日と決まっていますので、今年参加できなかった方は来年の予定に是非とも組み込んでみてください。
では、また。
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